そして野田佳彦「次期首相」(苦笑)。彼の演説が最低だった。国家のビジョンについてはほとんど触れなかった。喋ったのは自分がど~でもいい(選挙区のみなさんごめんね)オノレの小さなシマでどうやって選挙を戦ってきたかということ。100票だか何だかで敗れた時の話を延々とする。惜敗率が99パーセントだとかどうでもいいでしょう。それは政治屋の小さな世界での話だ。そもそも惜敗率と言葉で言われてもほとんどの国民はわからない。わからない言葉を総理の座を目指す場所で話すだけで失格だ。
「朝顔の花は闇があってこそ咲く」だとか『下町ロケット』を読んだだとか、いずれも県会議員レベルの与太話である。自分はドジョウで金魚ではないとか、ドジョウとはあつかましい。顔を見てもミジンコだ。
圧巻は「愛読書」だった。司馬遼太郎、藤沢周平、山本周五郎とあげた。私は頭が痛くなった。確かにいずれも作家としては国民的と言っていい方々だ。しかし一国の首相を目指す人間が言うことか。本当に読んでいるのかとも感じた。バランスが良すぎる。司馬さんの大局、藤沢さんの悲哀、そして山本さんの人情。何だかなあ。愚民劣民にここまで降りて媚びるかね。
小さい、小さい。あまりに小さい。菅直人という愚劣な人物の小ささは戦後民主主義のあだ花の中にあった。しかし野田佳彦の小ささは戦後利権談合共産主義を育ててきた「自民党的なもの」がとことん縮んだ中から生まれてきたように思われる。自民党の中にいたならば野田さんは決して浮かばれなかっただろう。しかし民主党という亜流では浮上した。これが現在の私の見立てである。
"— 2011年8月30日号。<安全保障についてひとことも触れずにオノレのセコい選挙区事情だけしゃべる男が次の首相だって>。 勝谷誠彦 (via maido3)
(via wingknights)
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